Node-REDをローカル端末(M1 Mac)で動かしてみた

Node-REDをローカル端末(M1 Mac)で動かしてみた

Clock Icon2023.01.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

今回は、Node-REDをローカル端末(M1 Mac)で動かしてみました。

Node-Redとは

Node-Redは、ブラウザベースのフローエディターにより、ハードウェアデバイスやAPI、オンラインサービスを簡単に紐付けてデータフローを作成できるローコード・プログラミングツールです。

ローカルコンピューターやDockerの他にも、Raspberry PiやBeagleBoardなどのデバイス上でも動作させることができます。低コストで動作させることができるため、IoTデバイスからクラウドサービスへデータを送信するなどの用途に活用できます。

試してみた

環境

今回はM1 MacBook(Monterey)上でNode-REDを動かしてみます。

$ node --version
v16.16.0

$ npm --version
8.11.0

$ sw_vers
ProductName:    macOS
ProductVersion: 12.6
BuildVersion:   21G115

Node-REDを起動する

Node-REDをローカルで導入および起動します。

npx node-red

Node-Redが起動できました。

ドキュメントではnpmやDocker、Snapなどの導入方法が紹介されていますが、ローカル環境のセットアップ(明示的なインストールやコマンドのパスを通すなど)をせずに取り敢えず動かしてみたのであれば、これが一番手っ取り早いと思います。

`http://127.0.0.1:1880/`または`http://localhost:1880`をブラウザで開くと、エディターにアクセスできました。

フローを作ってみる

手順を見ながら簡単なフローを作成してみます。

inject node(timestamp)からdebug node(debug 1)にデータが送信され、画面右のデバッグコンソールに表示させることができました。

このnodeは送信先のクラウドサービスをカスタムに追加することができます。またJavaScriptのコードを記述してデータを処理させることも可能です。

おわりに

Node-REDをローカル端末(M1 Mac)で動かしてみました。

Node-Redを初めて知ったのは昨年のAWS re:Invent 2022で参加したハンズオンワークショップ(その際のレポート記事はこちらの時でした。IoTデバイスの役割のサーバーからテレメトリーデータを発生させる設定をしたのですが、ビジュアルなUIが面白くて気になっていました。そしてつい先日にはIoTに関するウェビナーでエッジデバイス上でNode-Redを動かしているユースケースがあったため、今回改めて触れてみることにしました。

色々なことが出来そうでワクワクしますね。今度はRaspberry Piに導入したり、クラウドにデータを送信したりしてみようと思います。

以上

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.